Hitorikaigi Journal

読書が本からkindleに変わった書店員の一人会議録

【書店の噂】休配日が20日になるって本当?

 

 

先日お店にあった「全国書店新聞」

(書店の専門紙みたいなやつ)を

何となく眺めていたら驚くべき記事を発見しました。

 

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それは「休配日20日間に大幅拡大を提案」という記事で、

17年度の土曜休配日は20日間と前年度の5日間から大幅に増える。

月の第1週・第2週の土曜日は可能な限り休配日とし、(略)

年間稼働日数は前年より13日減の276日となる。

 

「休配日」とは

「取次(本の卸会社)が書店に荷物を送らない日 」のことです。

現在は日曜・祝日は休配日で、

不定期ですが、2ヶ月に1度ぐらいの土曜日が休配となっています。

 

なぜ急にこのようなことになるかと言うと、

雑誌の売上低迷とそれに伴う業量減少、

ドライバー不足や長時間労働など運送会社を取り巻く厳しい環境を考慮すると、

従来の稼働日数では安定した輸送環境を確保することができず、

将来的に完全週休2日制まで拡大する必要に迫られていることから、

段階的に休配日を増やす案を作成したという。

 

この案はまだ確定ではないそうですが、

運送会社さんの大変さを考えると、

その流れになっていくのは間違いないと思います。

本は束になると殺人的な重さになりますからねー。

 

では休配日が増えると書店はどうなるのでしょうか。

商品の入荷はないわけですから、

店舗としては不利になります。

ネット通販や電子書籍など便利なサービスがある一方で、

リアル店舗はますます不便になるわけです。

 

では休配日が増えることに反対かというと、

個人的にはそうでもありません。 

小売業は流通とは切っても切れぬ関係です。

流通が変わり始めているなら、

店舗も変わらざるを得なくなることを期待しています。

 

最近、外食チェーンが、人材不足から24時間営業を縮小する

というニュースを見ることが多くなりました。

飲食業界だけでなく、

百貨店やコンビニなど小売業全体でそうなりだしているようです。

 

書店も同様、人手不足は年々深刻になっており、

ちょっと前では考えられないほどの少ない人数で回しています。

売上は減ったとしても、業務量は変わらないので、

現場は年々キツくなっているように感じます。

 

私が勤める書店でも、店舗によっては年中無休、

23時まで営業している店舗もあります。

夜遅くに帰宅する人には便利でしょうが、

高い深夜賃金を払ってまでも営業した方がよいかどうかは疑問です。

 

このような環境にいるせいか、

「営業時間を短縮」「休業日を増加」などのニュースをみると、

その企業は素晴らしい判断をしたと企業の好感度が上がります。

逆に「24時間営業でさらに便利に」みたいなお知らせをみると、

このご時世に、この企業はどこに行くのだろうと思います。

 

休配日が増えると、よい商品は減るかもしれません。

しかし、品出しにほとんどの時間と体力を消耗されているいま、

品出しの負担が少しでも減れば、

接客に力を注ぐことができ、結果的に売上が上がるかもしれませんよ。

 

 

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