Hitorikaigi Journal

読書が本からkindleに変わった書店員の一人会議録

なぜ難しい本はつまらないのか─「僕らが毎日やっている最強の読み方」

 

現代の「知の巨人」─佐藤優池上彰

池上氏は毎日のようにテレビでニュースをわかりやすく解説しているし、

一方の佐藤氏も毎週のように新刊が出るので、

池上さんから「週刊 佐藤優」と呼ばれています。

知の巨人たちはどうやってインプットをしているのでしょうか。

その方法をくまなく公開したのがこの本です。

 

 

早速お正月からこの本に感化させられまして、

新聞(電子版)を契約したり(2誌)、

「もういちど読む山川日本史」を購入し、

歴史の勉強を始めたりと、

自分のミーハーぶりには驚きます(笑)

 

そこで本の読み方について、

長年の謎が解けましたので

ご報告させていただきます。

それは、タイトルにもありますように、

「難しい本がなぜつまらないのか」についてです。

 

例えば、

私は海外文学が全く読めません。

登場人物の名前が覚えられなくて、

誰なのかをいちいち前のページを

めくったりしながら読むので全く進みません。

生活習慣や風習も違うので、

想像力が働かず、感情移入が全くできません。

(日本のマンガで海外を舞台にしたものだったら読めるんですが)

今まで無理やり読みきった本もありましたが、

もう一度読みたいと思ったものはないのかも…。

 

佐藤氏によると、

「つまらない本」とは、

①説明がいいかげんだったり、

論理の整合性が崩れているなど「デタラメな本」。

いくら読んでも知力は向上しない。

②「現地点で自分が理解できる本」と

「できない本」があり、

積み重ね方式の知識が必要とされる本。

 

私は今まで海外文学をつまらないのは

翻訳が悪いのだと思ってました(つまり①)。

しかしそうではなく、原因は②のためのようです。

つまり、現地点で海外に触れる機会がほとんどないので、

知識が少なすぎて理解ができていない 。

だから海外文学を読みこなせないようです。

 

では「積み重ね方式の知識」を得るには

どうしたらいいのか。

それは基礎知識をつけることです。

海外文学ならば宗教は、必ず背景として必要です。

その小説の舞台の歴史も知っておかないと、

物語を理解することは難しいでしょう。

 

書店には大人用の学び直し用の参考書が

たくさんあります。

人名が難しくて嫌いだった世界史を理解することができれば、

心から海外文学が楽しめるのかもしれません。

そうか、そんな簡単なことだったのか。

 

 

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