Hitorikaigi Journal

読書が本からkindleに変わった書店員の一人会議録

「このミス」だけじゃない!年末に出る本のランキングをまとめました

  

12月になると各社が今年のベスト本を選出し、

年末の店内は一層にぎやかになります。

「このミス」が一番有名ですが、

実は他にもランキングがあるのをご存知でしょうか。

普段小説は読まない派なのですが、

各社ランキングの違いに興味があるので読み比べてみました。

 

このミステリーがすごい!」(宝島社) 
このミステリーがすごい! 2017年版

このミステリーがすごい! 2017年版

 

 一番有名なのはこれです。通称「このミス」。

対象は2015年10月から2016年11月に発行されたミステリー作品。

回答者国内部門74人、海外部門77名によるアンケート形式で、

1位=10ポイント、2位=9ポイント…で集計して

ポイントが高いもの順になります。

アンケート回答者は作家さんから編集者、ミステリファン、

はたまたバーテンダーなど幅広いです。

素人っぽくなく、通好みすぎないちょうどいいランキングになっているのは

回答者のチョイスの良さなのでしょうか。

 

「BOOK OF THE YEAR」(メディアファクトリー
ダ・ヴィンチ 2017年1月号

ダ・ヴィンチ 2017年1月号

 

毎年雑誌「ダ・ヴィンチ」で12月発売の1月号にて

「BOOK OF THE YEAR」が発表されます。

小説ランキングTOP50とコミックランキングTPO50が発表されます。

対象は2015年10月から2016年9月までに発行された書籍・コミックスで、

本誌や読書サイトなどでアンケート回答を募集。

さらに全国の書店員、アンケートサイトの会員

にも回答を依頼しているそうです。

広く一般から回答を募集しているからでしょうか。

回答数は5117票で一番多いのですが、

全く普通のおもしろくないランキング!

とにかく売れてる本を読みたい人におすすめです。

 
「ミステリが読みたい!」(早川書房) 
ミステリマガジン 2017年 01 月号 [雑誌]
 

 ミステリ小説でおなじみ早川書房の雑誌、

「ミステリマガジン」1月号にて発表されます。

対象は2015年10月から2016年9月までに発行されたミステリ作品。

回答者が選んだ10作品をポイントにして総合点で決定します。

回答者は書評家、作家、評論家、編集者など

本の仕事をしている人が選んでいるので、

信頼感があり、かつシブい、

通好みのラインナップです。

 

本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10」(本の雑誌社
本の雑誌403号2017年1月号

本の雑誌403号2017年1月号

 

本屋大賞」を主催している「本の雑誌社」が

本の雑誌」1月号にて発表しているランキング。

対象は2015年11月から2016年10月までに出た本(ノンジャンル)。

仕事柄、たくさんの本に出会っている編集部の方が

ガチで話し合ってベスト10を決めているようです。

他のランキングには出てこない渋い本が出てくるのがおもしろいです。

ラインナップは通好みだと思います。

 

このように、2016年の本のランキングと言っても

媒体によって特色があり、

そして結果も全然違ってくるようです。

好みにあったランキングを参考にしていただいたらいいかと思います。

 

ちなみに私が一番驚いたのは、

このマンガがすごい!2017」の「オトコ編」1位が

「中間管理職トネガワ」だったことでしょうか。

 

このマンガがすごい! 2017

このマンガがすごい! 2017

 

 

 

 

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