Hitorikaigi Journal

読書が本からkindleに変わった書店員の一人会議録

これが現実。日本の闇が見えるマンガ5選

あまり表には出てこない日本の現実。
間違っているとは思っていても
差別意識や常識を変えるのは難しい。
実録に近いこれらのマンガたちは
現実を教えてくれ、
こんな見方もあることを教えてくれる。

 

 「透明なゆりかご」

元看護師の著者が、

産婦人科院の見習い看護師として働いていたときの

体験が描かれている。

産婦人科には一度も行ったことがなかったので

驚いたのは、

訪れるのは妊婦さんだけではないこと。

産む人も様々な問題を抱えてやってくること。

心のケアがかなり必要な分野だ。

内容はかなり衝撃的です。

よく心の準備をして読みましょう。

 

 

「健康で文化的な最低限度の生活」

 新卒公務員のえみるが配属されたのは

ケースワーカー

つまり

生活保護を受けるのにふさわしい生活を

しているかを見回る仕事です。

生活保護というといまだに

税金の無駄遣いとか恥だとか言われるけど、

どうして生活保護を受けなくてはならなくなったのか、

一人一人違う人間模様がある。

 

 

「弟の夫」

 父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。

マイクは、双子の弟の結婚相手だった。
「パパに双子の弟がいたの?」
「男同士で結婚って出来るの?」。
幼い娘は突如現れたカナダ人の"おじさん"に大興奮。
昔よりはマシになったとはいえ、
LGBTの偏見は根深い。
もし家族にこのような人がいたとき、
自分は自然に接することができるのか。

 

 

「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」

 「いちえふ」は「福島第一原子力発電所」=「F1」のこと。

福島第一原発作業員として働いていた著者が

「いちえふ」の中を実録。

それは東電の裏側でもなく、被爆の真実でもなく、

仕事場としてのいちえふが淡々と

描いてある。

淡々すぎて

あの「フクシマ」であることも忘れてしまって

なんて変わった職場なんだろう!と少しおもしろくなってしまう。

 

 

「カルト村で生まれました。」

カルト村で生まれました。

カルト村で生まれました。

 

 所有のない社会を目指す「カルト村」出身の著者が、

生まれてから、19歳で自ら村を出るまでを

回想したコミックエッセイ。

両親とは1年に何度かしか会えず、

毎日の労働、

空腹と戦い(野草でしのぐ、給食大盛り、栄養失調で保健室へ)、

規律を守らない者には体罰、食事抜きなどの罰が待ち受ける。

生まれたときからなら、

環境の異様さには気づかないかもしれない。

今、著者の方は旦那様と幸せに暮らしているようで

本当によかったと思う。

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