Hitorikaigi Journal

読書が本からkindleに変わった書店員の一人会議録

書店員が必ず本好きとは限らない

書店に勤めて10年になります。
10年かかって分かったことは、
 
「私そんなに本、好きじゃないかもしれない?」
という事実!
 
どちらかというと印刷物が好きで、
すてきな装丁の本にはうっとりしますが、
書かれている内容にはさほど興味がない。
というか、読んでもすぐ忘れてしまう。
 
当たり前ですが、書店には、
本好きな人が働いています。
自分も本が好きだから書店に入ったものの、
上には上がいます。
本好きという私のアイデンティティは崩れていきました。
 
同僚と飲みにいっても、
やれ、あの本が面白かっただの
そんな話ばかりなので
あまりおもしろくないです。
勉強にはなりますが。
 
特に文芸書を読まないので、
文芸書担当になったときは、
有川浩が男性なのか女性なのか分からなかったぐらいです。
有川浩が男性作家の棚にあったりすると
その書店のレベルが知れることであり、
とても恥ずかしいことなんですね。
いまだに、東野圭吾伊坂幸太郎の本は読んだことありません。
売れる本を読まない、あまのじゃくなもので…。
それでも文芸書担当ができてしまうのです。
 
と、
ナイーブになってしまいました。
私は本はそんなに読みませんが(きっぱり)
インテリジェンスな
書店の雰囲気が好きなので、
書店を、本を、作家さんをもっと盛り上げたいです。
 
すべての書店員が又吉さん張りに純文学が大好き
というわけではないということを
どうぞ覚えておいてください。

本屋さんをはじめました

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