Hitorikaigi Journal

読書が本からkindleに変わった書店員の一人会議録

「村上隆の五百羅漢展」のもうひとつの見どころ

森美術館に「村上隆五百羅漢図展」を見に行きました。

14年ぶりの個展です。

2001年の「召喚するかドアをあけるか回復するか全滅するか」以来。

くるりの同タイトルの曲があったが、

今調べたらこの曲から村上隆が引用したそうな。

 

目玉は世界絵画史上最大級と言われる「五百羅漢図」なのですが、

一番印象に残っているのは一番最後に展示されている

「馬鹿」という作品です。

写真だとよくわからないですが、

背景に文章がかかれています。

 

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自分の自虐と日本のアートシーンの怒りが

書き連ねてあります。

ルサンチマン爆発ですね。

少なくても作品として永遠に保存されるようなものでない感情。

 

自分の記憶で要約すると、

アニメーターか漫画家になれなかったから日本画家になって、

世界的に有名にはなったけど、

16億円もの値がついたフィギュアは、オタクから酷評され。

美術もたくさん勉強して、

いろいろな試みをしたけれども

日本のアートシーンは全く変化しようとしない。

もう終わってるんじゃないか。

だけれども日本のアートのために少しでもよりよくしたい。

 

村上隆ってもっと自分の進む道を突き進んでる人だと思っていたので、

親近感がぐっと増しました。

 

村上隆facebookでちらっと見たけど、

これで日本では最後の個展になるだろうと言っていた。

それは日本には期待していないということ。

でも「馬鹿」の作品を本当に理解できるのは

日本人しかいないんじゃないかな。

 

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